ロングトーン

基礎練習なんて、本当につまんないし、大変なものです。吹奏楽人の僕としては「基礎練習が楽しい」なんて言ってる人はどうも頭がおかしいのではないか、と思ってしまいます。まぁ、世の中には色んな人がいますから、そういう人もいるのかもしれません。僕は基礎練習や単純なフレーズの反復練習などがつまらなくて部活を何度も辞めてやろうと思ったし、嫌々やっていた時期も長かったものです。それでも惰性とか人に係る迷惑なんかを考えて在籍し続けたものですけれど。
でも、基礎をきちんと修めていかないと、本当に何事も愉しむことは出来ないのではないかなと思います。きちんと基礎を固めて楽器を操る術を身につけないことには、本当に楽器・音楽を愉しむことなんか出来ないんだ、そう高校時代に強く実感した記憶があります。そういうのは、本当に「楽しい」と感じるまでわからないものです。


だから、僕は舞波を責めることも出来なければ、逆に深く共感を抱いているのです。B.L.T.のインタビューで、辛かったことに「そんなものありません♪」的回答の多いメンバー内にあって、「ダンスレッスン」と正直に告白した姿は、あの頃の自分によく似ています故。
もっときちんとできるようになりたい、舞波は言います。きっと、雅や佐紀ちゃんといった熟達者たちがいかにも楽しそうにダンスを踊るのを見て、強く羨望を抱いているのでしょう。その想いを大切にしさえすればいいのだと思います。だから僕は、舞波には優しい眼を向けてあげたいのです。茉麻が強くなったのと同じように、きっといつの日か舞波も強くなれればいいなと。


あ、乳だけは雅にも佐紀cにも勝ってるので自信を持っていいと思います。