3点シュート

Berryz工房のメンバー構成は3+4で出来ていると考えてよいと思うのだけれど、「女子バスケット部〜朝練あった日の髪型〜」はその型が実に巧妙に用いられています。
Aメロは徳永→熊井→清水→須藤と繋ぐ。そこからBメロは夏焼→嗣永→菅谷と中盤の繋ぎ。そこからは徳永→熊井→徳永→清水→須藤→清水とサビが繋がれていきます。2コーラスは徳永→熊井→清水→須藤のAメロから菅谷→嗣永→夏焼のBメロに、そしてサビは須藤→清水→須藤→熊井→徳永→熊井とつなぎます。
このつなぎ方、バスケのフォーメーションを組んでパスを回しているように見えませんか。俺はバスケのことはよくわからないのですが、「清水・熊井・須藤・徳永」と「嗣永・夏焼・菅谷」でポジションを分けて次々と繋いでゆき、最終的に1コーラスは清水、2コーラスは熊井がシュートを決める、と。
こういうチームプレーこそが、俺が今まで望んでいたBerryzのカタチなんです。現行の4+4(舞波含)は「歌う+歌わない」という単純構成。つまり、「デキない奴は補欠」という扱われ方に近かったわけで、それよりも「全員で一つのシュートにこぎつける」プレーをして欲しかったのです。そもそも「補欠」扱いされるのが不当な程の力の持ち主なだけに、その境遇は不合理ではあったものの、その不合理さを跳ね返して頑張ったからこそのこの曲。俺はひとつの到達点としてこの曲を高く評価したいと思うのです。
たかがパート割、されどパート割。