悲劇のヒロイン

暇なので原宿にラーメンを食べに行って、その帰りについでということでハロショに寄ってきた。そういえばまだ新年のご挨拶VTRを見てない、ということで、ハロショの一角に居座ってVを見てきた。
「私の歌で皆さんを感動させたい」という茉麻の談話だったけれど、最近の茉麻は「歌を魅せたい」という強い意欲に燃えたシリアスなコメントが多い。ほかのメンバーの学校生活にかかわる談話と比べると、より鮮明に浮いて見えてくる。今回のVTRでは妙に落ち着き払った口調が印象的で、ますますシリアスに映っていた。
ひしひしと感じるのは、彼女の歩みがますます飯田圭織をトレースしているように見えてきたということ。もともと「あななしの雪辱」はモーコーで飯田が舐めた辛酸を思い出させるもので、思えばあの頃から茉麻の背後には飯田の姿がちらついていたような気さえする。ただ、それは俺が最も恐れていることだ。「グループのために自己を犠牲に」する生き方は美しいけれども、決してそれは彼女の望むものではない。あくまでも彼女は「後藤真希のような素敵な歌い手になりたい」のだ。
俺は、茉麻に悲劇のヒロインにはなってほしくない。