アイデンティティ形成過程

あの子が煙草を吸っていた話。
おそらく魔が差したんだろうね。それがクリティカルな失敗だったことは、大体犯してから気付くもの。過ちの重大性は今更俺が語るまでも無いと思う。今頃は猛省している頃だろう。
俺はバカなので、俺の人生記録にはヤバめな失敗がたくさんある。恥ずべきこともしてきたし、許されないようなコトをしてしまったこともある。それを誇りに思ったりとかそういうコトは決してないけど、それが今の自分を形作っていることもまた事実であって、それなしには今の俺はあり得ないんだよね。そういう失敗から人は強くなるんだと思うし、逆に過ちを犯してしまう弱さが人間の人間たる所以だと思う。
不謹慎ながらも、彼女にとってこれが自分を見つめなおすいい契機になるんじゃないかなぁと思う。そうして加護亜依という人がまた塗り替えられていくんだよね。なに、あんなに可愛くてあんなに乳がデカいんだ、アイドル生命なんてこれくらいでは奪われんよ。

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彼女の留守の間、辻は本当に辛い期間を過ごすんだろうなと思う。確かに彼女にとってそれは可哀想なコトなんだけど、彼女が欲しているのはファンの哀れみではないよね。ファンに出来ることといえば辻を暖かく見守ってあげること、エールを送ることだよね。ファンがいる限り、市場は消えない。言い換えれば、二人を生かすも殺すも、我々次第。だからグッとこらえて彼女たちのファンであり続けることが、一番だと思う。