笑顔に涙

紺野の卒業は、実は娘。の中でもかなりベストな部類の卒業なんじゃないかな、と思えてきた。紺野がキッチンズバーガーの門を叩いた時、全然ダメダメだったあの子の決め台詞は「カンペキです!」
そして今。写真集はハロプロでもダントツの売り上げを誇り、放課後という代表曲も抱え、アロハロまで撮っちゃった。ダンスへの苦手意識は露と消え、最高の笑顔で歌うラブピー。こんな時代をずーっと俺は夢観ていた。あいつは俺たちの夢を叶えてくれた。
最後の娘。コンは大きなアリーナで誕生日というオマケ付き。偶然さえも彼女に味方してくれたわけで。
半年くらい前に、同じように「勉学」という理由を掲げてハロプロを去った子がいる。彼女は去り際にこんなことを言っていた。
从 ’w’)<悲しい別れではなく、笑顔でお別れしたいと思います。
でも、彼女は道半ばにしての脱退だった。だから俺は心から笑顔にはなれなかった。でも今回は違う。紺野は、本当に出来るすべてを出して、あの頃俺ら5期ヲタが夢見たモーニング娘。を実現させて、この娘。を去っていくんだ。俺は、今度こそ笑顔でお別れしたいと思う。もちろん、涙をこらえることまでは出来ないと思うけれど。

    • -

さきのことを言っても仕方あるまい。さ、西に向かおう。その前に、ハロショに寄って、最後の日替わりトレカをゲットしなきゃ。そう、ハロショから紺野の写真が消えてしまう日も、もうそう遠くないんだよな。