それぞれの通過点

卒業するなら絶対、ひとりでやっていける自信をつけてからしたいです。
モーニング娘。×つんく♂2 小川麻琴

ただまぁこの言葉はあくまでも卒業後にひとりで芸能界に残ることを前提としているので、今回の卒業に直接結びつけるのは早計。でも逆に事務所に籍が残る(と言われている)ということは、留学もまた「自信をつける」一つの訓練、通過点に過ぎないのかなとも思う。

いろんなこと、してみたいですね。フツウに留学とかもしてみたいんですよ。
海外で暮らしてみたい、と思ったりするんですよ。短い期間でもいいから。
違う国で、誰の力も借りずに生活してみたらどうなるかなって思うんですよ。大変そうだけど、なんか、人生観変わりそうな気がする・・・・・・

事務所がこの言葉にかこつけて海外留学という理由を捏造した、なんてうがった考え方も出来なくはない。けれど、さっきの発言と照らし合わせれば、小川にとっては案外海外留学ってのは自然なのかもと思う。明らかに娘。の中じゃ吉澤を引き継いだ道化師なのだけれど、道化師とは努力や野心を外には出さずに心の深くにそっとしまっておく人々だからね。

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まだ籍が残るだけ、いいじゃん・・・とも思う。(不確定情報だが。)でも、紺野もまた何らかの形でこの世界に戻ってくることを希望している。二人とも「希望している」だけうちらも「希望を持って」いていいんじゃないかな。突き落とされるリスク(市井の時のようにね)を背負う覚悟は必要だけれど、福田の時のように全く絶望しか残されていないわけじゃないんだからね。
つんく♂が唱える娘。は通過点、という考え方を、この最近やっと理解できるようになった。モーニング娘。ってのは、それ自体も夢だけど、「夢を生み出す装置」なのだ。

モーニング娘。として充実した5年間の活動のなかで、将来「こうなりたい」という自分の姿や、やりたいことが具体的にみえてきて、その夢を叶えるためには大学で勉強したいと考えるようになりました。
紺野あさ美卒業コメント