ホワイトトライアングル

時にはキック!時にはパンチ!逮捕しちゃうぞッ。
という台詞を脳内で茉麻に言わせながら家路を歩いてきた。他に何も考えられなかった。あのエナメルの青い衣装を身にまとった茉麻がムチムチの脚を振り上げてキック。その神秘なる三角地帯に純白のおパンツがチラリと見え隠れするエクスタシー。やっぱり白なんだろうか。黒はナシだと思う。むしろ黒は雅が纏うべき色だと思う。千奈美のにはクマさんの絵柄がついているんじゃないだろうか。(勿論熊井ちゃんが選んだもので、千奈美は渋々穿いているに違いない。)大事な部分はいつもあたしが守っているよ、という熊井ちゃんの心意気かもしれない。熊井ちゃんはカッコいい。
それにしても、どうしても茉麻には白しか考えられない。白という色のもつ包容力が、僕の茉麻に対する「包み込まれたい」という想念に合致するからだろう。平素抱いているナデナデされたいだとか、耳掻きをして欲しいとか、そういう欲求に近い。
その白い部分に飛び込んでしまおう、キミがキックした隙に。


結果:ボコボコに殺られる。