奇跡と軌跡

4期は「奇跡」
5期は「軌跡」
あくまでも、これはイメージの問題なので、あまり深く突っ込まれると何も言えない。そこんとこはご了承の上で俺の話を聞いていただければ、と。
4期というのは、突如起こるミラクルが形作っていた存在のように感じる。それは別に努力を怠っていたとか、そんなことを言いたいわけじゃなく、ある瞬間に爆発的にその魅力が吹き出るような、そういう存在だった。華があり、いつも新鮮で、おとぎ話のような夢にあふれていたように思う。そしてヲタは叫ぶ、「ののたんは奇跡!」
その一方で、地味だとか、没落の原因だとか、時としてそんな散々な言われようの5期だったけれども、彼女たちは次第に「彼女たちの理想」へと近づいてゆき、ヲタはその道筋を一緒に歩んでいるような感覚にのめり込んでゆく。5期ヲタは彼女たちの描く軌跡の延長上に夢を感じてきた。そしてこれからも。
一番対照的なのは、辻と紺野なのかなぁと思う。スタートは二人とも赤点娘。だった。そこから辻ちゃんはあまたの奇跡を起こし、その度にヲタは笑い涙してきた。それは辻ちゃんの持つ才能というか、辻ちゃん自体がやっぱり奇跡だったからなのかもしれない。一方で、紺野は赤点娘。の位置から黙々と地道に這い上がってきた子。だから、辻ちゃんのような華やかさはないし、奇跡的なオーラもない。けれども、彼女が魅力的なのは彼女が今の自分になるために歩んできた困難多き「軌跡」のために他ならない、と俺は思う。
Berryz工房を見ていると、菅谷や夏焼に感じるのは前者のオーラで、嗣永や茉麻に感じるのは後者のオーラだなと思う。更に言えば、石村も後者だろう。ただし、軌跡の途中でフワッと姿を消してしまったけれど。そして5期ヲタたる俺やつばめさんが茉麻ヲタ、あるいは嗣永ヲタへの道を選んだのは必然的だったのかなぁ、なんてコトを娘。コンの帰りに麻婆豆腐を食べながら二人で話していたのでした。別にどっちがいい、というわけじゃないのよ。ただ俺はどちらにより魅力を感じるか、ということです。
とりあえず、もうちょっと辛い方が良かったな、あの麻婆。